秋の聲

秋に2回目の個展をしました。

場所は、函南町にある「フローリスト花咲」というとても素敵なお花屋さんです。

お話をいただいた時には街の小さなお花屋さんのイメージだったので、こぢんまりした私にピッタリだ〜とか思ってて…いざ見に行くと、広さとオシャレな雰囲気に圧倒されました。

これは…私なんかが展示しても良いのだろうか…と不安が湧き上がってきましたが、声掛けしてくれた方の『きっと凄く合うと思う、本当に自由にしていい、無理しないで・楽しもう!』というポジティブで優しすぎる言葉に鼓舞されて、みんながワクワクしたり、楽しくなれる、少しでも心動かされるような空間にしたい!と思い直し、どんどんイメージを膨らませました。

秋の聲というタイトルや言葉も相談しながら、少しずつ形になり、そこからまたイメージが膨らみ、どんどん製作をしました。

下見もDMが出来たのも9月に入ってからという、なかなかにタイトなスケジュールでしたが、花咲スタッフさん達のおかげで花や木と絵、調和の取れた素敵な空間の展示になったと思います。

描きたいものは沢山ある、期限までにどれだけ描けるか…そんな感じで毎日バタバタでした。

何十年ぶりかに大きい(と言ってもB1)作品も描き、シリーズを作って飾ったり、額のはめ方や色や形・余白など、本当に『やらないと知れなかった事』に沢山気付けました。もっと大きいサイズを描きたかったけど、今の部屋だと限度があるとか

次はああしよう、こうしようが多くて。

きっとこうやって何度も展示を重ねて、改善に改善を重ねてドンドン進化して、それで売れる作家になっていくのかなぁ…なんて仕組みを考えて、妙に納得してみたり。

絵も大切だけど、同じくらいに額装も大切。同じ絵でも額装出来ずにそのまま貼った絵より、しっかり額装されているもののほうが、断然素敵に見える。

そんな風に色々な事を考えました。若い時には受け入れられなかったことが、今はすんなり入ってくる。年を取ることが、私には重要なプロセスだったのかと、そんなふうに思いました。

昔だったら絶対できなかった、お客さんの目の前で描くということ。やってみたら、数をこなすほど、やりやすくなりました。臆病者の私からしたら、ものすごい進歩だと思います。

いつも描いてる花なら大丈夫でしょ!

その一言が背中を押してくれ、そして描いたら皆に喜んで貰えたので、自信に繋がりました。褒めてくれたお客さん達、本当にありがとう。目から鱗。

これは今後も時々、修業の一環で続けようと思いました。

ガラス絵は、とにかく大きなキャンバスに好きに描けるのが楽しかったです。キットパスは簡単に消せるクレヨンなので、そこも良く。ただ、展示中に描くのは集中が途切れてしまうので、次からはもっとラフな感じが良いのかもなとか。もしくは描く日を別で1日貰うとかにしようとか…

そこでもまた『次回の展示の時にはこうしよう』って、まだ展示も決まってないのに考えてました。

一階は花との相性を考えたスペースと、フェット三島醸造所の賑やかスペース、二階は私の好き勝手な想像スペース。そんな感じで、場所分けしてみました。

どれも私が描いているけど、なんとなく違う。絵画的なのと、イラスト的なの。何が違うのかよくわからなかったけれど…

なんとなく絵画的なものは『光や空気を捉えようとする。とても掴みどころがなくて難しい。描きすぎると抽象絵画のように何も無くなってしまう、だからその際を模索し続けている』という気持ちで必死に描いている。油絵を描いてた時から続くもので、汗臭い・重苦しい芸術家っぽい感じなんだと思う。

逆に、イラスト的なものは『こういう絵があったらいいな、面白いよね、こんな絵のこんな商品欲しいよね、この色とこの線が楽しいよね』という何か身近なものにあたる気がする。絵画的なものよりサラッとしていて、軽い。そして使いやすく身近。

その中間に、motherがある気がする。だから、いつか絵画的なものとイラスト的なものが合体したら私らしい?何かが生まれるのかも知れない。

でも、今はまだ自分にはうまく融合出来てなくて、これはもっともっと沢山作品を作っていくしかなく。うまく言えないけど、多分描いてるうちに出来てくるのだろう。まだまだ全然、足りない。

こうやって文にするとややこしいし、変ですが…とりあえず私は描くことが大好きで、ご覧の通り、まだまだ進化の途中です。

作品を見てくれたり、買ってくれる人がいることで、私は描き続けることが出来ています。今後もどうぞ応援よろしくお願いします!これからもまだまだ沢山いろいろな絵を描きますのでお楽しみに。

最後に花咲さん、素敵な空間に私を招いてくれてありがとうございました。

スタッフのみんなが本当に優しくて、話しやすくて(可愛いし)。お店、お花、スタッフさん、そして私の絵、全部が雰囲気良くしてくれた、あの空間は忘れません!!

来てくれた方々、見てくれた方々、本当にありがとうございました!!

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この記事を書いた人

静岡県在住。音楽や動植物にきっかけを貰い、絵を描いています。fete三島醸造所のボトルデザイン担当。

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